経営・起業

起業準備は何をすればOK?すぐに売上に繋がる起業準備とは

新規にビジネスを立ち上げるときに、どのような準備をすれば良いのか皆目検討もつかないということは多いのではないでしょうか。

起業準備は実際に何をすれば OK なのでしょうか?

様々な準備をする必要がありますが、ここではすぐに売上につながるような起業準備について紹介していきます。ビジネスはスピードが命です。特に起業したての頃はスピード感をもって売上を立てるということが何よりも重要な課題となります。

この記事を読んですぐに売上につなげられるような起業準備を、着々と進められるようにしていきましょう。

セミナー参加

まずはセミナー参加というのが重要な要素となります。このセミナー参加はマーケティング系のセミナーに参加するのですが、どちらかというとセミナー講師の先生とお近づきになったり、あるいは同じようなセミナーに参加している参加者と交流を図るというのが大きなポイントとなります。

営業に関する手法などはその土地の講師の先生から生のお声をいただくというのが、ビジネスで成功するための秘訣でもあります。

実際に人を惹きつけるような話し方や行動というのも、多くのセミナー講師の先生から学び取ることができます。

これらを総合するとやはり起業準備中はセミナーに足繁く参加することをおすすめします。

セミナーに参加して先生の生の声を聞くことは、それだけ先生の経験をある程度でも追体験させてもらえるということに他なりません。

ビジネスの世界では初々しさも時には必要ですが、ほとんどの場合初々しいとどこか信頼感を得ることができず、結局ビジネスに繋がらないケースもあります。

学生起業家などであれば初々しさが売りになったりするのですが、それ以上の年齢層の方の起業になると初々しさというのはそれだけ自信のなさと受け取られてしまいかねませんので、先生方の経験を追体験させていただきその上で初々しさが早い段階から消えるように努力していくのも重要ですね。

一通りの導線を作る

さらに起業準備という部分においては、まず誰かにビジネスをしていますと宣伝する前に必ず簡単なものでも構わないので、商品とその単価は最低限用意しておきましょう。

小さな商品でも構いません、あるいは何かの代行作業でも構いません、とにかくお客様にあなたというビジネスを一度経験していただくことが「すぐに」できるように用意しておくということが重要です。

これをもって一通りの導線を作るということになるわけです。

この順番を間違えてしまうと、いざ誰かにビジネスをしていますと宣伝した時に「じゃあ、あなたの商品は何ですか?」と聞かれ、すぐに答えることができなかったりすることがあります。

「何か商品やサンプルはないのですか?」と聞かれたときに「まだ準備中でして」と言ってしまっては、もうその時点でビジネスのチャンスを逃したことになってしまいます。

そしてビジネスや商品を提供する時にはお金をいただき、そして商品を提供するというフローが必要になりますが、実務上、銀行振込であったりカード決済であったり様々なお金をいただく方法というものがあります。

その上で領収書を書いて差し上げたり納品書や請求書など、細かい書類に関しても必要なケースがあります。

この辺りについても導線が準備できていないと結局商品をお試しに購入してくださったお客様に時間をとらせてしまうことになったり、場合によってはまごついている間にキャンセルされてしまう可能性もあります。

特にキャンセルされてしまうと、「あそこはまだ準備が整っていないから何がしたいのかよくわからない」と言ったような風評を広められてしまうこともあります。

ビジネスの上での評判や風評というのはかなり早い段階で広範囲にわたって拡散していきます。

こういった部分を考えるのであればいつ何時お客様がいらっしゃってもすぐに何かしらの商品を提供できるようにしておく、そしてその提供においてお客様を変にお待たせするような状況にしておかない、というのが重要なポイントとなります。

反対に言ってしまえば、これらの用意が全てできていれば実際にお客様に「試してみようかな」と思っていただけた時にはすぐに売上につなげることができ、その上でリピーター獲得や新規顧客のご紹介をいただくという部分につなげていくことができるようになるわけです。

よくビジネスを始めた頃はお客様とのやり取りの中からトライアンドエラーをして改善点を見つけていくべきだ、という話がありますが、これはあくまでこれらの導線が全て揃っていての話となります。

トライアンドエラーのトライをする前に転ぶようでは意味がありませんので、きちんとした準備はしておきましょう。

SNSで情報発信

予約や先行予約、あるいはビジネスのお試しを広く拡散するには広告を打つという方法もありますが、今はSNS全盛の時代ですから、これを使わない手はありません。

TwitterにFacebook、mixiなど、前時代的だという方もいらっしゃるかもしれませんが、これらは全て用途によってはまだまだビジネスのチャンスが広がっています。

さらに最近はInstagramなども勢いがありますので、視覚情報に訴えるような情報発信ができるという場合にはinstagramを、できる限りビジネスの内容を文章でお伝えしたいということであればツイッターやミクシィを、写真で人との繋がりをアピールしたいということであればFacebookなどを利用することによって、情報発信をしていくというのも起業準備中には行っておきたいことの一つです。

またこれらの起業準備中の情報を少しずつ小出しにして行き、最終的にビジネスのリリースに合わせてお客様を爆発的に誘い込むような方法をプロダクトローンチ手法と言ったりします。

プロダクトローンチはWeb関係の事業においてよく使われる手法ではありますが、最近は instagramなどとも相性が良いことから、モデル関係のお仕事や芸能関係の仕事でもこのプロダクトローンチが使われることがあります。

とにかく団体のトップと交流しよう

仕事を始める前の根回し、という意味ではとにかく色々な人に会う必要がありますが、出来る限り団体のトップと呼ばれるような方々と交流するようにしましょう。

これはあくまでも打算的な考え方になるのですが、どのような団体でも構いません。

とにかく団体のトップの人と交流することによってその方が持っている団体のメンバーにも情報を拡散してもらうことができる効果を狙ったものになります。

ちなみに団体の種類としては会社組織あるいは医療関係の組織などがありますが、最初からそういった大きなところを攻めていくだけの自信、技術、あるいはコネクションがないのであれば、町のコミュニティセンターにいる市民団体のトップの方でも構いません。

とにかく団体や複数の人数を束ねる立場にあるリーダーに積極的にお近づきになり、その上で何かお手伝いできることなどがあれば積極的に問題解決のパートナーとして寄り添うようにしていきましょう。

そうすれば、これはあくまで効率の話になりますが早い段階で新たなビジネスを多くの人に知ってもらうことができるようになります。

過度な安売りは絶対にしない!

ここまで起業前にやっておきたい準備についてご紹介をしてきましたが、絶対にやってはいけない事が一つだけあります。

それは過度な安売りです。

過剰な安売りをしてしまうと今後値段を引き上げることができず、大変苦労することになります。

例えば単価3500円のプロダクトを初回お試し価格500円で提供するというのは問題ありません。

これは定価が3500円であるということを明示した上で初回限定のお値引きだからです。

しかし ずるずると本来3500円で売りたかったものが500円になってしまい、初回以降も500円での取引が続き、最終的にそこからさらに値下げを強いられてしまう、となると大変な低い単価で仕事をしなければならなくなってしまいます。

またここまでくると、本来の値段が500円程度だという風に認識されてしまうことになります。

ここから本来の値段に戻そうとすると、値上げだというような捉えられ方をされることがあります。

こうなってしまうと完全に悪循環に入ってしまいますので、最初から安売りは絶対にしないようにしましょう。

またよく最初は無料でお試しをしてみてはどうですか?と、プロダクトを無料で配布するフリーミアム戦略につながるような戦略を取ることがありますが、これもビジネス初心者のうちは特に失敗しやすいのでお勧めできません。

いつまでも無料お試しのお客様が続いてしまい本来の業務に戻れなくなってしまったり、私にはお試しで行ってくれたのに、この人にはお試しでやってくれないのか!と元々のお客様からクレームがついてしまうこともあります。

こういった事態を避けるためにも、たとえ単価は安くても構わないので無料でお試しをするというようなことはやめたほうがよろしいでしょう。

その代わりに安くするのであれば、安くする限界の数値を決めておき、更に安くする理由を決めておきます。

また自分のビジネスや技術に自信がないので、何とかお客様に還元をしたいということであれば無条件に無料にしたりするよりは、少しでもお代金をいただくようにしたほうが賢明と言えます。

安い代わりに納期はものすごくかかりますというような形でアピールすると過剰な安売りや無料での提供にはなりません。

まとめ

このように起業準備と言っても様々な方面での準備が必要ですが、ビジネスを行うにおいてすぐに売上を立てる方法についても様々な下準備が必要であることがわかりました。

そして過度な安売りは絶対にしてはならない、と言う注意点も理解いただけたのではないでしょうか。

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ボーケン.jp編集部
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